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不良中年倶楽部

不良中年倶楽部

不倫はダメ?!

1984年6月 薬剤師「T子」

友人「T」の嫁さんグループの飲み会に誘われた。
全員「旦那」or「彼氏」同伴らしいが
『一人だけ同伴する相手がいない娘が来るから、相手になってやって!』
と「T」の嫁さんに頼まれた?!(多分ブスだろ?)

用も無いので指定された市内の居酒屋へ行くと、「ビックリ!!!」
「T子」は綺麗!!!何で彼氏がいないの???俺に逢うため?!
最初から「ハイテンション」で場を盛り上げる。
二次会で、カラオケへ行き「マイクハナサーズ」状態!
「マッチ」「トシちゃん」etcの「物まね」(当時はこれがアイテム)
場は、最高潮?!・・・でも「T子」だけはイマイチBlueな表情!
『俺が相手じゃ、物足りないの?』
『そんなことは無いけど・・・面白いよ・・・』
そんな感じで、飲み会はお開き。

数日後、「T」の嫁さんから電話があった。
『○○ちゃん(俺の名前)に頼みがあるんだけど・・・』
『何?俺に出来ること?・・・ならいいけど』
『実はね・・・「T子」不倫してるのよ。』
『不倫?』(当時TVドラマの影響でこの言葉が使われ始めた)
『本人は別れたいけど相手の顔を見ると別れたくなくなる状態みたいなの。』
『んで、俺に何をしろって?』
『どうでもいいから、別れさせてやって!不倫なんかはダメ!』
『他人の恋愛ごとに首突っ込むのは・・・』
『結果的に○○ちゃんが「T子」と付き合えばいいじゃん』(俄然やる気が!)

数日後、「T子」と共に不倫相手(医者)と紅茶の美味しい喫茶店♪で待ち合わせ。
『私を呼び出して何の用かな?』
『単刀直入に言います!「T子」とは別れて下さい!』
『何故君にそんな事を言われなきゃならないんだ!』
中略(1時間以上口論が続いた)
『不倫なんか認めない!「T子」は俺が幸せにするよ!』

数日後「T子」から電話があった。
『あの人とは別れました・・・でも嬉しいような・・・寂しいような・・・』
『寂しい時には俺のところに電話すればいいさ!』

それから、何回かデート?を重ねた。
一度だけHOTELへ行って「T子」を抱いた。
同じ年なのに年上の女性を抱いているような違和感を感じた。
大人の男に仕込まれていたから???・・・でも気持ちイイ!!!

それきり「T子」から電話は無くなった。

数ヵ月後、飲み屋で偶然に再会(運命?)
「T子」は一人で飲んでいた・・・でも表情はBlue
アレッ?左の薬指に指輪が・・・彼氏できたのかな?
『私・・・結婚したの・・・』
『そうなの?!俺の立場は???おめでとうなんて言えないよ・・・』
『ゴメンね!親に無理やりお見合いをさせられて・・・』
旦那は大手企業のエリートサラリーマン
俺が抱いた日は、既に結婚が決まっていたらしい。
『私ね、明日からアメリカに行くの』
『旅行?』
『旦那がねアメリカに出張に行ってるの。だから来いって』
『いつ帰ってくるの?』
『分らない、何も聞かされていないから』
帰りのタクシーの中で突然「T子」が泣き出した。
『私やっぱり○○ちゃん(俺の名前)と結婚すれば良かった!』
『・・・』

彼女の家の近くでタクシーを降りた。
このまま帰したくない!・・・「T子」を思い切り抱きしめて・・・KISS
『アメリカに行くなよ・・・ナッ?!』
『・・・無理だよ・・・』
『明日、駅で待ってる行かせないように・・・分ったな!』
『・・・』

翌日2時間以上駅で待っていた。
でも、「T子」の姿を見つけられなかった・・・。
数日後「T子」からエアメールが届いた。
『ゴメンナサイ、貴方に甘えてばかりいられない・・・』

2000年9月、腰を痛めて女房の運転する車で病院へ行った時、
処方箋をもらい院外薬局に行くと・・・なんと「T子」がいた!
『○○さん(俺の名前)問診表に記入していただけますか?』
問診表を書いていると、小さな声で
『久しぶり、元気?』
『元気じゃ無いからここに来てんだろ・・・いつ帰ってきたの?』
『アメリカに行って半年位で離婚しちゃった』
確かに指輪もなければ、名札の名前も旧姓に戻ってる。
『じゃあ今度暇な時に電話してよ!』
問診表に携帯電話の番号とアドレスを書いたら、
『後ろの綺麗な奥さんに怒られるわよ!』

以後音信普通。

<おまけ>
帰りの車の中での会話
『薬剤師の人と何か話してたけど、知ってる人なの?』
『別に・・・。』
『でも、貴方のタイプでしょ?』
『そーかー?』




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